コロナをきっかけに、働き方に関する様々な常識が覆りました(3密NG、リモートワークの利点、オンライン活用のメリット…)。
これから働き方は、オフィスは、いったいどこに向かうのでしょうか?
ACWでは、そんな疑問に向き合い、ニューノーマル時代のよりよい働き方に関する考察、
提案、事例、ニュースをこちらの『NNナビ』にて配信していきます。是非ご覧ください!
第22回 コロナ禍でも好調、『サプライドック』が働き方を変える 2021/3/3
今回はコロナ禍においても、好調のソリューション『サプライドック』について、ご紹介します。
コクヨマーケティング株式会社 サプライプラットフォーム推進部 上滝大輔(かみたきだいすけ)、
同 官公庁営業開発部 石井敦法(いしいあつのり)、
株式会社カウネット ソリューション事業本部 比護光則(ひごみつのり)に話を聞きました。
3氏は、お客様最前線で『サプライドック』の提案をしています。(聞き手:ACW事務局 星野)
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左から、比護光則、上滝大輔、石井敦法 の各氏
『サプライドック』のホームページはこちらから(2021年1月開設)
■『サプライドック』って何?
星野 : それではまず、そもそも『サプライドック』とは何ですか?
上滝 : 『サプライドック』は、文具や消耗品を一元管理し、利用者も管理者も使いやすく、手間のかからない仕組みです。
特に最近フリーアドレスのオフィスがどんどん増えてきていますが、フリーアドレスを導入されるお客様には、
ほぼ必須のソリューションコンテンツと言ってよいと思います。
以下のビデオを見るとわかりやすいので、是非ご覧ください。
『サプライドック』の紹介ビデオをご覧ください(約100秒)
※サプライドック導入にあたっては、
コクヨの通販「カウネット」または「@office(あっとオフィス)」
のご利用登録が必須となります。
■『サプライドック』の3つの価値
星野 : 『サプライドック』の導入効果について、わかりやすく教えてください。
上滝 : 1つ目は、増え続けるABWやフリーアドレスのオフィスで、「とてもべんりで仕事がはかどる」こと。
ABWやフリーアドレスのオフィスでは、文具や消耗品の個人の置き場はありません。また発注して明日届いても
会社に来ないかもしれません。『サプライドック』なら、いつ来てもすぐに使えて便利です。
2つ目は、業務工数や収納場所など、「無駄な時間とスペースの削減」です。
各部門が個々に発注すると、その数だけ手間な時間(検索、発注、荷受け、伝票処理、収納、管理・・・)が増えます
よね。働き方改革に逆行しています。更に各個人、各部門がそれぞれ引出しや什器に収納すると余計なスペースが必要
になります。『サプライドック』なら一元管理で各部門の手間(工数)はかからず、個々の収納スペースも削減できます。
3つ目は、「総購買コストの削減」です。
一元管理なので重複購買(異なる部門が同じものを買う)や無駄な在庫が無くなります。『サプライドック』導入後、
実際40%以上購買コストを削減されたお客様もいらっしゃいます。
『サプライドック』の価値(導入メリット)
■なぜ、コロナ禍でも好調なのか?
<ABWな働き方に適したソリューション 空間提案とセットで勝ちパターン>
星野 : 『サプライドック』 を導入されたお客様から、「コロナ禍で、『サプライドック』を導入していたので大変助かった」 と
のお声があったとお聞きました。 それは何故でしょうか?
上滝 : コロナ禍で、出社率という言葉が生まれ、毎日は会社に来ないことが当たり前になりました。そうすると固定席は
必要なくなりフリーアドレス、ABWな働き方が急速に普及しました。
個人席は無い、文具消耗品置き場も無い、総務担当者も会社に来ていない、今日注文しても明日は会社に来ないので
必要無い、などなど今までの管理方法では、全く役に立たないことがわかってきました。
『サプライドック』 であれば、会社に来た人が、今ここで利用すればいいだけなので、とてもシンプルです。
ABWやフリーアドレスのオフィスに最適のソリューションです。
今、働き方と併せてオフィスの見直しを進める企業が増えています。そんなとき、空間提案だけでなく
『サプライドック』をセットで提案することで、お客様に大変興味をもって聞いていただけます。
日本軽金属グループ 新橋オフィス 様 の『サプライドック』
出社率が下がった(約50%)現在も、ワーカー誰もが直感的に利用できるので、効果を実感していただいています。
詳細はこちら
<自治体では、業務カイゼンのキラーコンテンツに>
星野 : 『サプライドック』 は自治体でも大変注目されていると聞きました。何故でしょうか?
石井 : 自治体も働き方改革、業務カイゼンを進めています。
実は文具・消耗品の管理は業務カイゼンの代表格として、注目されています。
ペーパーレスやはんこレスが話題になっていますが、官公庁ではまだまだ紙とはんこの文化が残っています。
極端な例では、一冊のファイルを買うにも幾重もの紙とはんこが存在します。当然そこには多くの
無駄な時間(コスト)が存在します。
また予算も実績に基づき各部署に割り振られているため、予算の囲い込みと同時に、期間内で無理にでも
消化しようとします。結果、ある役所では何年分もの不要なストックがありました。
『サプライドック』 は本当に必要なときにしか、使用されることはありません。自由に持ち出してよい仕組みなので、
「使い過ぎるのではないか?」とよく聞かれますが、全く逆で購買コストを34%削減した事例もあります。
コロナ禍で税収減となり頭を悩ませている担当者にとっては合理性を感じやすい仕組みです。本来なら使わなくても
よいお金も無駄にしなくて良い訳ですから。
星野 : とてもわかりやすいお話ですね。提案はどのような部署にされているのですか?
石井 : 既存の購買元に対して提案しても効果はありません。先ほどお話したように既得権(予算や仕事の仕方)を守ろうと
するからです。やはり業務カイゼン・財政改革をミッションとしている部署に対し、「変える」ことをお手伝いできる
と提案すると、とても納得していただけます。
また、庁舎の移転改修などオフィス空間の見直し時に提案することが、最も効果的です。働き方と働く環境を同時に
見直せるこのタイミングに、できるだけ早い段階で『サプライドック』を提案することが重要です。
星野 : 実際導入されて、課題や効果はいかがでしょうか?
石井 : いざスタートすると問題無く運用できています。業務工数や購買コストの削減など大きな効果が出ています。
導入させていただいた渋谷区様には、それをお手本にしようと多くの自治体が見学に訪れています。
渋谷区様のオフィスと、『サプライドック』
運用もスムーズにでき、総購買コストも削減できています。
■サプライドックの運用業務は?
<障がい者活躍の場に><コクヨアンドパートナーズ><販売店様>
星野 : 『サプライドック』 は、本当にいいことばかりですね。
それでは、発注や商品の補充(棚に商品を納める作業)など運用業務について、お聞かせください。
上滝 : 多くのお客様では総務部門の担当の方にしていただいています。
また、最近のお客様の事例では、3つのパターンが増えつつあります。
1つ目は、障がい者の職域拡大への貢献です。障がい者の法定雇用率は2021年3月から民間企業で2.3%、
国、地方公共団体等では2.6%と、更に上昇しました。
障がい者が気持ちよく働ける職場づくりが増々求められるわけです。
「『サプライドック』 の運用業務を、障がい者にできないか?」という相談をよく受けます。
実は既に運用しているお客様が民間でも自治体でもいらっしゃいます。とてもスムーズに運用できており、
導入されたお客様からは、「障がい者と健常者とのつながりも生まれた」と、非常に喜んでいただいています。
京浜急行電鉄株式会社 本社 様 の『サプライドック』
「補充作業・発注作業者は、特例子会社の障がい者が行っています。
補充カード色の識別や商品棚番号があり、作業しやすく楽しみながら日々仕事を行っています。
一般社員と障がい者のコミュニケーションも生まれています。」
詳細はこちら
石井 : 横浜市でも「チャレンジドオフィス」 (※1)という組織において、障がい者が中心となってサプライドックの運用を
担っていただいています。共生社会の実現という自治体の重要な責務に貢献できることも、
『サプライドック』が果たせる役割の一つではないでしょうか。
(※1「チャレンジドオフィス」 横浜市の障がい者雇用は、チャレンジ雇用のように期間限定で職業準備性を高め、
民間企業での雇用を目指すことを基本としています。)
比護 : 2つ目は、コクヨアンドパートナーズ株式会社との連携です。
大手民間企業では、総務のノンコア業務(間接業務)のフルアウトソーシング化が進んでいます。
文具消耗品管理もその一つです。まず、『サプライドック』には、非常に興味を持っていただけます。
運用業務については、コクヨアンドパートナーズ株式会社が業務委託を受けるケースが増えています。
コクヨアンドパートナーズ株式会社は、メールサービスや受付サービス、ドキュメントサービスなどとセットで
『サプライドック』 の運用業務を請け負います。これで総務部門は本来の業務に集中できるわけです。
コクヨアンドパートナーズ株式会社のオフィスサービス 詳細はこちら
オフィス運営で必要となる、総務全般の業務/サービスを、アウトソーシング(BPO)という形態でご提供しています。
※BPOは、お客様とコクヨアンドパートナーズ株式会社の直接契約となります。
上滝 : 3つ目は、販売店様が運用業務を請け負っているケースです。月額の有償サービスです。
管理部門に余裕が無い(効率化したい)中小事業所のお客様は、『サプライドック』 を導入し、
発注から補充までの運用業務(会議室清掃サービスなどセット)を、販売店様に委託しているケースがあります。
販売店様とお客様の関係性が幅広くなり、その他諸々の相談もされやすくなる効果があります。
■大手民間企業の導入も増える
星野 : 大手民間企業の採用も増えているようですね。
比護 : おかげさまで増えています。コロナの影響で働き方、働く環境の見直しを進めているお客様が多数おられます。
ABWな働き方に必要なサービスとして、『サプライドック』 を提案すると、前向きにご検討いただけます。
移転改修にあたっては、どうしても空間と家具提案が先行しがちです。『サプライドック』 は、働き方の見直しに
つながる提案ですので、早い段階、つまり空間提案と同時提案するのが効果的です。空間とサプライ、そして運用を
トータルに提案することができます。
また、『サプライドック』導入後半年ほどたってからお客様に状況を伺うと、
「無駄が無くなってスムーズに運用できています」と、高い評価をいただいています。
■さらに進化する『サプライドック・クリーンキット』
星野 : 『サプライドック』は、そのサービス領域を広げています。
衛生用品の管理運用として、『サプライドック・クリーンキット』を出しました。
これは衛生用品等の管理運用に困っておられるお客様向けです。
比護 : コロナ禍の当初では必死で衛生用品を調達するのが優先でした。今ではABWやフリーアドレスにおける、
ワーカーの利用しやすさと、運用管理のスムーズさ(効率化)が求められています。
『サプライドック・クリーンキット』はそのような課題を解決します。
『サプライドック・クリーンキット』 衛生用品も使いやすく、手間無く運用しやすい。
■さらにさらに進化する『サプライドック・WELCA』
星野 : コロナの影響で、ABWの働き方が増える、オフィスはコミュニケーション主体の場になる(デスクエリアが減る)という
ことで、オフィスラウンジが注目を集めています。こんなオフィスラウンジにぴったりなのが、コクヨ内のファニチャー
部門とコラボしてできた『サプライドック・WELCA』です。こちらの評判はいかがでしょうか?
比護 : 2021年から、サプライドックは3シリーズ(スタンダード、クリーンキット、WELCA)セットで提案するように
しています。意外といっては何ですが、『WELCA』 は大変興味を持っていただけます。
お客様から、「自分たちが変わろうとしているシンボルになる」と評価いただいています。コロナ禍で急速に働き方、
働く環境を見直そうする今、できるだけシンボリックなものが必要で、『WELCA』 はその代表になるのでは?と
期待しています。
星野 : とてもいいことですね。空間とサプライと運用で働き方と働く環境を変えるキラーコンテンツを目指してほしいですね。
『サプライドック・クリーンキット』 衛生用品も使いやすく、手間無く運用しやすい。
■是非ご提案ください
星野 : それでは皆様の想いと、ACW会員の皆様へメッセージをお願いします。
上滝、石井、比護 : 『サプライドック』 は、ワーカーの働きやすさ向上と、総購買コストや無駄な工数を削減する
ソリューションです。サプライのアイテム毎単価が高い安いといった不毛な戦いは必要ありません。
働き方・働く環境の見直しを検討しているお客様に、是非ご提案してください。
サプライドックの販促用チラシはこちら
これからも様々な情報をお届けしたいと思います。
会員様からのお声もお待ちしておりますので、ぜひ下のアンケートからご意見・ご感想をお寄せください。
ありがとうございました。