ACW - NNNavi(エヌエヌナビ)第18回


コロナをきっかけに、働き方に関する様々な常識が覆りました(3密NG、リモートワークの利点、オンライン活用のメリット…)
これから働き方は、オフィスは、いったいどこに向かうのでしょうか?
ACWでは、そんな疑問に向き合い、ニューノーマル時代のよりよい働き方に関する考察、
提案、事例、ニュースをこちらの『NNナビ』にて配信していきます。是非ご覧ください!
第18回 【会員様インタビュー④】
株式会社上田屋 様 お客様の期待を超える地域No.1店めざして 
2020/12/14


 今週もACW会員様のコロナ禍での第一線の活動状況について、インタビュー内容をご紹介します。第四回目は、京都府京都市の
株式会社上田屋 営業部課長 久保 良剛(くぼ よしたか)様と、同課長 長谷川 惠一(はせがわ けいいち)様です(以下、敬称略)。 (2020年11月24日(火)株式会社上田屋様とオンラインにて実施。
 文、聞き手 ACW事務局 星野、尾上、山下、コクヨマーケティング株式会社 京都支店 福庭) 

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  • ■自社オフィスの働く環境を大きく見直しました


    星野 : コロナの影響下、皆さまの働くスタイルや働く環境はどのように変化しましたか?
    久保 : 緊急事態宣言下では、一日おきのテレワーク、現在は特に出社制限はありません。テレワークについては、
         以前から会社に来なくてもメールなどで業務が進められるよう、実践していました。今回も問題なくできています。

         オフィス環境については、大きくレイアウトを見直しました。以前は固定席(2週間ごとに席替えしていた)でしたが、
         完全にフリーアドレスにし、個人ロッカーも用意しました。テーブル(ワークフィット)は1台2名の対面で使っていま
         したが、1台1名に変更しました。出社率は50%の設定です。ミーティングは短時間で済ませるよう、センター収納庫での
         立ち会議としました。


    ソーシャルディスタンスを確保するため、運用とレイアウトを見直しました


    写真A:新たにセンター収納を設置 ・ 写真B:テーブルは1人で利用


    写真C:社長席から見る


    ■お客様のニーズは第三段階、オフィスの運用面に


    星野 : お客様に変化はありましたか?
    久保 : 第一段階では、消毒液やマスクなど消耗品のニーズ、第二段階では、アクリル仕切り板やスクリーンなど
         飛沫を防ぐツール類、最近では第三段階、オフィスの運用面をどのように見直せばよいかといったニーズが主流です。
         運用面については、お客様にとっても、我々にとっても、まだ手探りの状態です。個々に要望を聞きながら、
         ノウハウや解決策について対応しています。

    尾上 : お客様と直接お会いすることは問題ありませんか?また、お客様ニーズは具体的にどのように変化していますか?
    長谷川: 私のお客様では、全く問題なく会えています。メールや電話でのアポ、納品のついでなど、できるだけお会いする
         ようにしています。特に総務のキーマンの方は、比較的出社されています。大手は厳しいところもありますが、
         中小では80%出社されています。
         10月からは、梅田のライブオフィス案内もしました。働き方やフリーアドレスに興味があるお客様です。

    久保 : テナント企業では、縮小移転の話も出ています。テレワークの浸透、出社率の減少、使わない会議室など賃料の
         無駄を感じている企業です。課題としては経理などテレワークの難しい部門の運用です
         (営業部門などはペーパーレス化等話しやすいのですが)。

    星野 : コクヨでは、@TOVASがテレワークできる経理業務支援サービスを行っています。是非参考にしていただければと。


    熱く語っていただいたインタビューシーン
    右上:久保様、右下:長谷川様
    左上:コクヨマーケティング福庭、中上:星野(ACW事務局)、左下:尾上(同)


    ■はたナビPRO実施顧客の受注率は100%


    星野 : 日頃から前向きなACW活動、ありがとうございます。ツールの具体的な活用方法など教えてください。
    久保 : 案件ありのお客様は、全て『はたナビクイック』をしています。これで潜在的な課題が見えてきます。更にレイアウト前
         には『はたナビPRO』を実施していただきます。案件の無いお客様は、会話の流れで担当者レベルの方に対して診断させ
         ていただきます。
         また、診断結果の事例 『解決策提案シート』 も活用しています。具体的な解決策イメージが伝わるのでありがたいです。
         お客様の反応はとても良いです。

    星野 : どのような効果がありましたでしょうか?
    久保、: お客様自身の課題が見える化し、その解決策が提案やレイアウトに反映されるので、大変愛着を持っていただけます。
    長谷川  『はたナビPRO』実施顧客の案件受注率は100%です!

    星野 : レイアウト等は、全てKMに依頼されるのですか?
    福庭 : 設計、施工管理もできるマルチスキルの営業マンがおられます。部分修正などスピードを要求される場面ではとても      有効に機能しています。


    「はたナビPRO ニューノーマル版 解決策提案シート」を是非ご活用ください。



    ■まずはDAYSアプリで、イメージを掴んでもらう


    星野 : DAYSアプリの活用はいかがでしょうか?
    長谷川: カフェ的な共有スペースの案件で活用しています。イメージが簡単に伝わるのでありがたいです。
         次回は100席程度の食堂案件で活用する予定です。
    星野 : DAYSアプリの操作はどのように習得されましたか?
    長谷川: とにかく自分で触って、作ってみました。やってみれば意外と簡単にできますよ。


    長谷川様が 「DAYSアプリ」で作成した共有ラウンジ空間の3Dの1ショット
    「イメージが簡単に伝わります!」
    あなたもぜひ。まずはこちらから


    ■KM(コクヨマーケティング)と連携を深め、方向性を同じにする


    星野 : KMとの連携はいかがでしょうか。
    久保、: できるだけお互いを理解し、方向性が同じになるよう、対策を打っていただいています。
    長谷川
    福庭 : 実は今、3か月間KM社員が1名常駐しております。異なる会社の者同士が、次世代を見据え、仕事に対する取組みや      楽しい職場づくりなど、フランクに語り合えるようにするためです。
    久保 : いい効果は出ています。『やらなければならないこと』(目標の管理)、『守るべきこと』(ルールやコミュニケーション
         のあり方)、『数字に対するこだわり』 など、外から見てもらうことで、新しい気づきが生まれました。
    福庭 : パートナーとして、同じ方向性を持って連携していきます。ACW活動においても、特にサプライ×空間ソリューション
         提案で成果が出てきています。ACWアワードの時も、それぞれのオフィスで双方のメンバーが共に視聴することで、
         一体感を高める工夫もしました。


    チラシを作成するなど、上田屋様とKMで連携したプロモーションを展開。「はたナビクイック」も紹介されています。


    ■行け行けどんどん、お客様の期待を超える、地域No.1店めざして


    星野 : 今後に向け、目指すことがあればお聞かせください。
    長谷川: 常に動く『行け行けどんどん』です。また、『いい会社をつくりましょう』 という方針はぶれずに続けています。
    久保 : あらゆる面で『地域No.1』になることです。サービス、提案コンテンツ、数字面、お客様のニーズに対し
         期待を超える提案ができること、そして最初に声がかかる会社を目指したいです。

    星野 : 本日は、貴重なお話、ありがとうございました。


    編集後記


    常に前向きな行動、お客様の声をしっかりと受け止め、ACWツールも自然体で上手く使いこなしている。
    久保様、長谷川様の印象でした。
    『当たり前のことをちゃんとやる』 以前、上坂社長よりお聞きした言葉です。お客様のところへ行く、情報や困りごとを聞き出す、
    知識を得て解決策を提案する、このことを繰り返し、自らを高め続けることをまさに実践されていると感じました。
    わかりやすい言葉で、様々な活動状況を具体的に説明していただけました。日頃から考えながら(おそらくごく自然に)営業活動
    されているからだと思いました。貴重なお話、ありがとうございました。

    次回をお楽しみに。


     これからも様々な情報をお届けしたいと思います。
    会員様からのお声もお待ちしておりますので、ぜひ下のアンケートからご意見・ご感想をお寄せください。
    ありがとうございました。

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