ACW - NNNavi(エヌエヌナビ)第31回


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コロナをきっかけに、働き方に関する常識が覆りました。これから働き方は、オフィスは、いったいどこに向かうのでしょうか? ACWでは、そんな疑問に向き合い、ニューノーマル時代のよりよい働き方に関する考察、 提案、事例、ニュースをこちらの『NNナビ』にて配信していきます。是非ご覧ください!


第30回記念 1年を振り返る(後編)2021/7/28


 2020年6月1日、コロナ禍で急速に働き方が変化し始めた時期に、NNNavi.第1回を配信させていただきました。
早一年が経過し、おかげ様で第30回、31回を迎えることができました。
前回(第30回)と今回(第31回)では、今までのNNNavi.の振り返りをさせていただきます。
前回<前編>のテーマは、「こうして働く環境の変化が始まった」でした。
今回<後編>のテーマは、「Afterコロナを見据えた働く環境の提案とは?」です。



    ------------------------------------------------ <CONTENTS> --------------------------------------------------
    【1】「はたナビ」 のニューノーマル対応
    【2】ニューノーマル時代のオフィスのカタチ
    【3】ニューノーマル時代のオフィスの運用
    -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------



 ニューノーマル時代、働く環境に携わる会員の皆様にとって、大チャンスの時代といえるのではないでしょうか?
お客様は、これからの働き方、働く環境、オフィスについて、悩んでいます
変化を受け入れ、変化をリードするためにも、ACWツールやソリューションを積極的に活用してください。




【1】「はたナビ」のニューノーマル対応


NNNavi.第12回 『はたナビPRO ニューノーマル版』いよいよ登場!詳しくはこちらNNNavi.12

 2020年9月、「はたナビPROニューノーマル版」をリリースしました。働き方が急速に変化する中、従来のテーマ(評価軸)だけでは、働き方の課題抽出ができないと判断したからです。
 従来版の「効率性」「快適性」「創造性」に加え、「ABW」「あんしん・あんぜん」をテーマに追加しました。
 おかげさまで、2020年9月から本年6月末時点で118件実施(完了ベース)することができました。



「はたナビPRO NN版」のテーマ
大テーマは2テーマを加えた5テーマ、小テーマは11テーマある


 「はたナビPRO」の利用目的は、「課題の見える化」、「移転・リニューアル時の要件整理」が多かったのですが、 今回の「はたナビPROニューノーマル版」では、更に「新たな働き方への挑戦」をめざして利用していただくことを期待しています。



「はたナビPRO NN版」の利用目的
「新たな働き方への挑戦」に利用してほしい

 多くのお客様は、これからの働き方、これからの働く環境について悩んでおられます。ワーカーの課題意識を見える化することで、課題を解決するだけでなく、新たな働き方へチャレンジできるキッカケにもなるのです。
 そのような視点で、是非お客様にご提案ください。




NNNavi.第23回 『はたナビPRO ニューノーマル版』から見えてきたこと詳しくはこちらNNNavi.23

 2021年1月末までに早くも約50件のデータが蓄積でき、早々に結果をお知らせしました。
下図のように、「ABW」及び「創造性」に関わる設問が上位を占めました



『はたナビPRO NN版』の結果より
「重要度」と「満足度」の差 上位10問



NNNavi.第24回 『はたナビクイック』 実践編詳しくはこちらNNNavi.24

 2021年3月には、ニューノーマル対応のため、「はたナビクイック」及び「Withコロナクイック」の設問リニューアルを行いました。 併せて「はたナビトークMAP」を新たにリリースしました。これは「はたナビクイック」をやりっぱなしにならないよう、作戦を立てて、解決策提案をしていただくためのものです。 皆さま、ご活用いただけましたか?




「はたナビトークMAP」の構成
「はたナビクイック」の結果から次回提案の作戦を立てるシートです



NNNavi.第29回 はたナビクイック Withコロナクイック 速報詳しくはこちらNNNavi.29

 こちらでは、第29回でお知らせできなかった<効率性・快適性・創造性><場、ツール、運用>の平均値データをご紹介します。 下図のようにいずれの値も新バージョンの「はたナビクイック」 が低い結果(課題ありの傾向)となりました。
 全体平均では、旧が58ポイントに対し、新は51ポイントと、7ポイント低い値となりました。



はたナビクイック平均値データ①(旧23,309件、新479件 2021年6月30日までの結果集計)



はたナビクイック平均値データ②(旧23,309件、新479件 2021年6月30日までの結果集計)




【2】ニューノーマル時代のオフィスのカタチ


NNNavi.第4回 コロナ対策後に考える、人と人をつなぐオフィスづくりとは?詳しくはこちらNNNavi.4

 第4回では、働き方の変化に合わせて段階的にオフィスのカタチを見直す提案を行いました。リモートワークの活用状況など働き方の変化に伴い、オフィスのカタチも変化していきます。
 感染拡大防止の対策に加え、人と人、人と組織を、より強くつなぐ場にしています。



DAYS OFFICEを大幅に拡張したプランの例
リモートワークを全面導入し、全てフリーアドレス席としました



NNNavi.第26回 ニューノーマル時代の「オフィスのカタチ」とは?<前編>詳しくはこちらNNNavi.26

NNNavi.第27回 ニューノーマル時代の「オフィスのカタチ」とは?<後編>詳しくはこちらNNNavi.27


 ニューノーマル時代には、オフィスの意味や目的が改めて問われることになりました。 リモートワークが浸透し、「出社率」、「フリーアドレス導入率」といったことが、オフィスのカタチを決める新たな与件となりました。 またエリアの面積構成の違いによって、オフィスのカタチが大きく異なることがわかりました。

 働き方、働く環境は増々多様化します。こちらの4つのモデルプランは道標(ガイドライン)となるものです。顧客の経営層がどのような働く環境をめざすのか?、是非ヒアリングしてみてください。



NNNavi.第25回 働き方の変化とオフィスの役割詳しくはこちらNNNavi.25

 オフィスには、何が求められているのでしょうか?下図のように、雑談、相談、情報共有がオフィスに求められる3大テーマかもしれません。 リモートワークがメインの筆者も、このことは最も感じています。



オフィスで行いたい活動TOP3(N6,192)
『WORK VIEW2021 ―ポストパンデミックの仕事観―』コクヨ(株)ワークスタイル研究所(2021年1月)より




【3】ニューノーマル時代のオフィスの運用


 ニューノーマル時代には、働き方、働く環境が多様化すると共に、オフィスの運用ルールの見直しが進むものと思われます。
 総務担当者もリモートワークが進んでいます。また、総務サービスの効率化や質的向上も大きなテーマです。一言でいうと「総務担当者が不在でも快適なサービス」が求められています。

 当社では、総務や情報システム、経理などスタッフ部門への問合せは、「WEBコンシェルジュ」 が対応するようになりました。 「WEBコンシェルジュ」 はAIロボットで、経験をつめばつむほど、サービスの質が上がるそうです。



NNNavi.第22回 コロナ禍でも好調、『サプライドック』が働き方を変える詳しくはこちらNNNavi.22

 「サプライドック」 は、文具や日用品、衛生用品などの一元管理システムです。ここに行けば“ある”ので、ワーカーが個別に問い合わせたり、発注したり、在庫したりする手間がかかりません。 最近でフリーアドレス化が進み、オフィスラウンジのスペースを大きくとるため、以下のような 「WELCA」タイプの引き合いも増えています。
 「サプライドック」は、ニューノーマル時代に最適の運用サービスです。



サプライドック 「WELCA」
オフィスラウンジにぴったりのツールワゴンです


NNNavi.第9回 出社しなければならない「紙のための業務」の課題と解決策について詳しくはこちらNNNavi.9

 スキャン・印刷・郵送など、「紙のための出社」 が話題になりました。特に請求書や注文書などまだまだ紙が中心であり、ペーパーレス化の遅れが改めて浮き彫りになりました。 このような紙作業を、クラウドサービス等を用いてWEBで完結したい。
 コクヨの@Tovasは、請求書や注文書など、業務に関わる様々な書類の配信を自動化&電子化します。



「@TOVAS」は、様々な書類の配信を自動化&電子化します
https://www.attovas.com/lp/


NNNavi.第28回 ニューノーマル時代の「オフィス防災」とは?詳しくはこちらNNNavi.28

 オフィス防災は、ニューノーマル時代に大きなテーマです。東日本震災時に得た教訓は、むやみに帰宅せずにオフィスにしばらく滞在することでしたが、そのためには防災備蓄品の管理運用がとても重要です。 さて、総務担当者不在でも防災備蓄品をスムーズに配布することができるでしょうか?
 そこで、「見える化」、「仕分け不要」が効果的なソリューションとなります。本当に必要なときに使えるのか?日頃の運用管理の手間(見えないコスト)は?この視点でご提案ください。



「パーツフィット」による防災備蓄品の見える化
必要なとき、ワーカーが直ぐに取り出すことができる


●編集後記(後編)

 前編後編と二回にわたり、過去1年間(29回)のNNNavi.を振り返りました。
ニューノーマル時代のオフィスを含む「働く環境」は、一つのカタチではなく、ますます多様化することになるでしょう。
そのために、お客様の①経営者、②総務やFMの管理者、③ワーカーの声を真摯に受け止め、個々のお客様に最もふさわしい「働く環境」を、「場×ツール×運用」の視点で提案していただければと考えています。

 会員の皆様の事例や声も是非お聞かせいただき、今後の<NNNavi.>で取り上げていきたいと思います。引き続き、よろしくお願いします。



 これからも様々な情報をお届けしたいと思います。
 会員様からのお声もお待ちしておりますので、ぜひ下のアンケートからご意見・ご感想をお寄せください。
 ありがとうございました。

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